ろうけん(老健)って、どんな介護施設なの?

    

編集部

コロナイウルスのワクチン接種が徐々に進みつつありますが、まだまだ油断できない状況の日々が続きます。病院や介護施設では感染対策による面会制限もあり、患者さんの状況なども直接確認できない中で、療養方法や介護施設などを模索しなければならない状況です。介護施設は、多くの種別があり、ただでさえわかりにくいのですが、
今回は「介護老人保健施設」について、当方の相談員よりご紹介させていただきます。施設の種類や役割がわかると、イメージや相談もしやすいと思いますので、ぜひご参照ください。

こんにちは! 老人保健施設の担当をしているソーシャルワーカーの新保です。

老人保健施設のことを略して「老健(ろうけん)」と言うことが多いのですが、そもそも、老健(ろうけん)て何?という方もいらっしゃるのではないかと思います。

そんな老健のことを少しお伝えします。

病院での入院期間が限られている中で、例えば、もう少しの期間、リハビリを続けて自宅復帰を準備したい、特に暑い時期や寒い時期は、環境が整って安心できるところで療養したい、リフォームをしたいけれどその間だけ利用したい、最近認知機能が低下してきた気がして心配、認知症の進行を予防したい…などなど、そんな時に役割を発揮するのが「老健」です!

基本的には「リハビリを継続して自宅に帰る施設(在宅復帰支援)」という役割を担います。入所期間はおおよそ3~6か月ほど。

もちろん、次の施設が決まるまでの期間の利用でも大丈夫です。

専門職によるリハビリに加え、老健では「生活リハビリ」といって、施設での日常生活の中の行動すべてがリハビリである、といった考え方の下でそれぞれの状態に合わせて療養生活を送っていただきます。

例えば・・・

居室から食堂への移動、トイレでの立ち上がりや排泄に関連する動作、衣類の着替え、車いすやベッドへの移動(移乗といいます)、といった生活に伴う動作のひとつひとつをリハビリの一つと考えています。スタッフは、ご本人がご自身で出来ることは見守り、できない部分をお手伝いさせていただきます。

中には、出来ることも「出来ない」と言われるご利用者もいらっしゃいます。そんな時は、やさしく、時に少しだけ厳しく(ご心配は要りません!)、ご自身で出来るようにしっかりサポートさせていただきます。

ご自宅に戻られた際にご本人、ご家族が困らないように、多職種(医師、看護師、介護職員、リハビリセラピスト、栄養士、ケアマネジャー、相談員など)で支えていきます。

様々なサービス事業所やケアマネージャーさんとも連携し、退所後もサポートしてもらえるように体制を整えております。

こんな場合は入所できるの?金額は?などお知りになりたい方は、かわな病院に併設している「老人保健施設 ヴィラかわな」まで、ぜひお気軽にご相談ください!(施設見学等の対応はコロナ感染対策を取りながらのご案内になりますことをご了承ください。)

老人保健施設 ヴィラかわな ☎052-761-3223