放射線科のお仕事紹介
放射線科コラム
新型コロナウイルスの影響もあり、皆さまの生活にも大きな変化があったことと思います。私たち病院で働くスタッフも変化に対応しながら業務を行う日々が続いております。そのような中ではありますが、今年も「情報のわ」では各部署からの情報発信をさせて頂きます。今回は放射線科の小室さんに、当院で行っている放射線を用いた検査や機器についてご紹介をして頂きましたので、ぜひご覧下さい。
放射線技師コラム VOl.1
こんにちは、今回、かわな病院放射線科の紹介を簡単ではありますがさせていただきます。よろしくお願いします。
現在、放射線科医1名、診療放射線技師4名で業務を行っていて、鉛に囲まれた部屋の中で画像とにらめっこしています。
放射線を用いた検査を受けたことはありますか?
レントゲンやCTは検査中、痛みなどを感じることはありませんが、無侵襲検査ではなく被ばくがあることを忘れてはいけません。
私たち放射線技師は低線量で最適な画像を提供できるように意識しています。
かわな病院で行われている放射線検査は人体に影響が出るレベルの線量は用いていないので患者さんに安心して検査を受けて頂けると思います。
撮影モダリティについてです。(※)
(※)撮影モダリティととは?
医療機器の分類や様式という意味で、医療用の画像診断装置のことを指します。
・一般撮影
胸部、腹部、整形領域などの撮影。低線量を心がけています。
・CT撮影
80列のCTで撮影を行っています。単純、造影、大腸CTなど。
・X線テレビ
UJI(胃透視)、IVH、Peg交換など
・骨塩定量
DEXA法で前腕骨の骨密度を測定しています。
・外科用イメージ(Cアーム)
シャント造影など血管撮影を行っています。
・エコー装置
シャント、下肢、頸動脈など血管エコーを中心に行っています。他の領域も現在勉強中です。
今後も患者さんのためになるような検査を積極的に取り入れていきたいと思っています。
また、被ばくについてなど何か不安な点がありましたらお気軽におたずねください。
〈おまけ☺〉
放射線技師は日常的に放射線と関わる仕事であるため、フィルムバッジと呼ばれる放射線量を測定する小さな機器を身に着ける事が義務付けられているそうです。必要以上に被ばくをしないよう、安全管理も担ってくれていることが分かりました。また、小室さんは”診療血管技師(CVT)”の資格を取得され、当院での血管疾患に関わる検査にも携わっておられます。(CVTについて詳しくは参照URLからご覧ください)検査は、医師が病気を診断する際になくてはならないものです。そんな検査の一翼を担う放射線技師も病院にとってなくてはならない存在といえます。患者さんが安心して治療を受けられるよう、通院・入院含めて多職種で協働しご支援させて頂きますので、お気軽にご相談下さい。「情報のわ」ではこれからも定期的にさまざまな記事をアップしていきますので、お楽しみにお待ちください*
参照
【CVT認定機構ホームページ】 (umin.ac.jp)