あいさつ
胃や大腸の検査は、胃がんや大腸がん・ポリープなどの早期発見になくてはならないものです。
かわな病院内視鏡センター(名古屋市昭和区)では、この大切な検査を、安全・正確をモットーに、しかもなるべく楽に受けていただくように努力しています。また当センターでは、鎮痛剤や鎮静剤を使用した大腸内視鏡検査にも取り組んでいます。
お気軽にご相談ください。
担当医師 戸田 崇之
担当医師プロフィール
- 氏 名戸田 崇之(とだ たかゆき)
- 出身大学 1999年 三重大学医学部 卒業
2011年 名古屋市立大学大学院医学系研究科修了
医学博士 - 資 格 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医・指導医
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医
日本内科学会 総合内科専門医
かわな病院 内視鏡センター安心への取り組み
胃がんや大腸がんを早期に発見するためには、内視鏡検査を定期的に受けることが重要です。
かわな病院内視鏡センターではなるべく楽な検査を心がけ、繰り返し患者様に安心して検査を受けていただけるよう取り組んでいます。
- 先進的な機器を用いた内視鏡診断・治療で、正確な診断と適切な治療を提供します。
- 内視鏡専門医が検査しております。鎮痛剤や鎮静剤を使用し、苦痛の少ない、やさしい内視鏡検査を行います。
- 胃カメラ、超音波は電話による予約システムを導入し、より早く、患者様に負担をかけることなく検査を行うことができます。
胃カメラ
最新のNBI拡大内視鏡を導入しています。早期癌の発見に威力を発揮しています。
かわな病院内視鏡センターでは、鼻から行う「経鼻内視鏡」・口から行う「経口内視鏡」での検査を実施しています。
検査前の注意事項
- 抗血栓剤(血液をサラサラにする薬)を内服されている方は、予約時にお伝えください。
- ※内服薬の内容によって、事前に診察が必要となる場合があります。
- ※診察日・検査当日にお薬手帳を持参してください
胃内視鏡検査の実際
1.内科受診
2.検査前日
夕食は21時までに済ませてください。その後は、絶食としてください。
3.検査当日
朝6時に内服を済ませてください。
※糖尿病薬、インスリン注射は中止してください。
水分摂取(お水・お茶のみ)は、検査2時間前まで可能です。
4.内視鏡検査
検査時間は、約10分程度です。
組織検査が必要な場合は、時間が延長する場合があります。
5.検査後
検査1時間後から食事をとることができます。
※組織検査をされた場合は、検査2時間後から食事をとることができます。
組織検査の結果を、2週間後にお伝えします。
大腸CT検査
5mm以上のポリープや癌などを80%以上発見することが可能です。便秘・下痢などの症状があったり、便潜血が陽性だったりして「精密検査が必要」と言われているが、大腸内視鏡の検査に対して不安のある方に、かわな病院内視鏡センターでの「大腸CT検査」をおすすめしています。
- メリット … 検査時間が短く、費用の負担・精神的負担が少なく済む検査です。
- デメリット … 5 ㎜以下の早期癌の発見が難しく、またポリープ等を発見しても切除処置が行えません。放射線を使用する検査です。
大腸CT検査の実際
1.消化器内科受診
2.検査前日
専用の検査食を召し上がっていただきます。
※検査食はレトルトで持ち運びも可能です。
21 時に下剤をお飲みください。
3.検査当日
CT室で検査着にお着替えいただきます。
腸の動きを抑える筋肉注射(状況により行わないかたもいます)をした後に、大腸を拡張させるため肛門から細いチューブを入れ、「炭酸ガス」を注入します。チューブは非常に細く、「炭酸ガス」は腸で空気より早く吸収されるため、痛みや検査後のお腹の張りなどはほとんどありません。
4.CT撮影
撮影は仰向けと、うつ伏せの2回行います。
1回の撮影時間は5分程度です。
5.検査後
検査後は食事などの制限はありません。
1週間後に検査結果を説明します。
大腸内視鏡検査
かわな病院内視鏡センターの大腸内視鏡検査は、鎮痛剤の導入による苦痛の少ない検査を実施しています。
便潜血が陽性の場合、継続した下痢や便秘の症状等ある方は、大腸の病変やポリープがあるかもしれません。かわな病院内視鏡センターでは生検(組織検査)やポリープ切除のできる大腸内視鏡検査をおすすめしています。
検査前の注意事項
抗血栓剤(血液をサラサラにする薬)・血糖降下薬を内服されている方、インスリン治療中の方は薬を一時中断する場合があります。受診時にお薬手帳を持参して下さい。
大腸内視鏡検査の実際
1.消化器内科受診
2.検査前日
専用の検査食を召し上がっていただきます。
※検査食はレトルトで持ち運びも可能です。
21 時に下剤をお飲みください。
3.検査当日
来院後、9 時から1~2Lの下剤を内服していただきます。
看護師が、便が透明になったかどうかを確認します。
4.内視鏡検査
検査室にて、検査パンツに着替えていただきます。
点滴をとり、検査直前に鎮痛・鎮静剤を使用します。
検査時間は、1時間程度です。
必要に応じてポリープ切除や生検を行いますので、時間が延長する場合があります。
5.検査後
鎮痛・鎮静剤の効果が覚めるまで 、 2時間ほど安静にしていただきます。
※当日に食事制限等は特にありませんが、水分は多くとるようにしてください。
また、ポリープを切除した際はお酒や激しい運動は控えてください。
※ポリープ切除や組織検査を行った場合には、病理検査の結果が分かるまで 2 週間ほどかかりますので、後日、結果をお伝えします。
超音波(エコー)検査
かわな病院内視鏡センターで行っている「腹部超音波(エコー)検査」は検診で指摘された異常や自覚症状が出にくい病気の早期発見に有用な検査です。腹部超音波(エコー)検査は、高い周波数の音波の反響をコンピューター処理により映像化し、診断をする検査です。
※放射線のような被爆もなく、安全で痛みのない検査です。検査可能な臓器は、「肝臓」「腎臓」「胆のう」「膵臓」「脾臓」などです。
腹部超音波(エコー)検査の実際
1.内科診察
2.検査前日
夕食は21時までに済ませてください。その後は、絶食としてください。
3.検査当日
朝6時に内服を済ませてください。
※糖尿病薬、インスリン注射は中止してください。
水分摂取(お水・お茶のみ)は、検査2時間前まで可能です。
4.超音波(エコー)検査
検査は仰向けにて行います。
超音波の通りを良くするゼリーを塗り、腹部の観察を行います。
※痛みはありません。
腹部の状態を説明しながら検査を行います
5.検査後
検査後は食事などの制限はありません。
CART(腹水濾過濃縮再静注法=Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy)
かわな病院は透析に強みを持っています。CARTも特殊なフィルターで腹水をろ過するという意味では血液透析に非常に似ています。当院の臨床工学士が普段行っている透析の技術と知識をもとにCARTを行いますので、安心してお越しいただけます。
CARTとはお腹に針を刺して溜まった腹水を抜き、CART専用の貯留バッグにためた腹水から細菌・がん細胞を取り除き、アルブミンなどの有効成分が濃縮された腹水を点滴で戻します。
新たに導入したCARTでは、従来のCARTにはなかったフィルターの自動洗浄機能により濃縮率がアップしました。濁った腹水も捨てることなく、濃縮して患者さんにお返し出来るので、自分のアルブミンが補填でき、血漿製剤の使用が少なく済みます。
注意事項
- 全身の状態により腹水の穿刺が出来ないこともあります
- 腹水を濃縮しても十分に濃縮できないこともあります
- かかりつけ医がある場合は必ず紹介状をご持参ください
検査について
- お腹に針を刺しますので、出血や感染症・誤穿刺のリスクがあります
- 腹水を抜いた効果は平均2週間ほど持続しますが個人差があります
- 濃縮した腹水を戻すときは発熱することがあります
- 原則、月曜入院・CART施行、火曜退院の1泊2日になります
検査時間
月・火・金 午前9:00~11:30
土 午前9:00~10:30
※お電話で消化器内科の予約をお取りください
ご予約・お問合せ
052-761-3225