病院薬剤師のお仕事と、大事な相棒をご紹介します!

薬剤師コラム 

編集部

「情報のわ」では、院内の各部門からの情報発信もしていきます。今回は、薬剤師の佐々木さんに日々のお仕事の一部を紹介していただきます。院内薬局は、その機能や役割から誰でもが足を踏み入れることができる場所ではありませんが、薬剤師さんが日頃使用している相棒についても紹介してくれましたので、ぜひご覧ください。





薬剤師コラム vol.1 


はじめまして、かわな病院薬局です。

ドラマ「アンサング・シンデレラ」で、ちょっとばかり注目を集めた病院薬剤師です😄ドラマでは、石原さとみ扮する病院薬剤師が、アンサング(称賛されない、知られざる)といいながら称えられ、感謝されまくりの主人公でびっくりしましたが💦当院では本当に縁の下の力持ち(?!)的な存在です😉

薬局の主な仕事は、医師の処方に従って、お薬を患者さんにお届けする形にすることです。当院では外来は院外処方箋を発行していますので、主に入院の患者様のための調剤をしています。飲み薬だけでなく、注射の指示に従って、注射剤を個人別にセットするのも仕事のひとつです。

これらの調剤をする前には、ドラマでも出てきたように、先生に疑義紹介(ぎぎしょうかい)といって、疑問があったら問い合わせをすることもあります。昔々は、怖くて先生には聞けないなんてこともあったようですが、ドラマとは違っていまどきは、問い合わせに怒る先生なんていません💕患者さんにはできるだけ安全に、かつ有効にお薬を使ってもらえるように、医師だけでなく、看護師、薬剤師みんなで協力してお仕事しています💪


これは自動分包機です。

薬剤師の力強い相棒「自動分包機」

カセットによく使うお薬は事前にセットしてあるので、処方内容を入力すると、自動的にそこから落として分包してくれます。カセットにないお薬は、その都度「手まき」すると、一緒に分包されます。

粉薬は手前のマスに入れて、ヘラでならしてからスタートすると、きれいに分包されます✨

わかりやすいように「川名太郎さん」で作ってみました♪朝昼夕のお薬がきちんと分けられて一包化(いっぽうか)されています。

これができあがりの姿。馴染み深いお薬のかたちですよね!

入院患者さんの場合、ほとんど一包化でお薬を提供しているため、この分包機がないと仕事になりません。


当院には1台しかないので壊れたらどうするのだろうとはじめは心配になりましたが、この機械、ものすごい働き者で、意外に壊れません。
それでも壊れてしまったときは業者さんがすぐに駆けつけてくれます😊


みなさんも目にしたことがあるお薬は、こうやって作られています。


かわな病院 薬剤師 佐々木




編集部

少し前に石原さとみ主演で病院薬剤師を描き話題になったドラマ「アンサング・シンデレラ」の「アンサング」は「称賛されない・知られざる」という意味の他に「アンサング・ヒーロー=縁の下の力持ち」という意味を持つそうです。かわな病院薬剤部は、病院を支えるまさにアンサング・ヒーロー。知識と経験とチームワークで皆様を力強くサポートしますので、お薬のことで心配なことなどあれば、お気軽にご相談くださいませ。